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▼TSLのこだわりデニム

デニム
縦糸に色糸を横糸に白糸を用いた綾織の織物で旧式の力織機で織った当製品オリジナル生地を使用してあります。紡縮加工を施していない14.5ozです。右綾でヨジレが出ます。
パッチ
レザーパッチはヴィンテージ同様の一筆縫い、箔プリントによる型押しで凸凹がついています。鹿革のパッチの使用によりヴィンテージのように洗うと縮みます。
赤タブ
右のバックポケットの左上横に付けられている長さ2cmほどの赤いタブで縦糸と横糸にレーヨン素材(レーヨン×レーヨン)を使用しているので洗うとくるくると巻いてきます。
バックポケット
隠しリベット付きのバックポケットでこうのとり(兵庫県のシンボル)が羽ばたいているイメージの二重のステッチが入っています。
ボタン
フライボタンは防縮加工されていない当製品には、不可欠であります。またボタンひとつひとつにも当製品の刻印が打たれ、素材も鉄製で錆が浮いてきます。トップボタン部分には、ヴィンテージのディテールである斜めステッチがはいります。
リベット
ジーンズを形作る上でもっとも重要なパーツと言ってもいい。なぜならリベットをパンツに付け破れ防止をするという発想が150年にも及ぶジーンズの歴史を作り出したのです。当製品のリベットはフロントポケット周りに6ヶ所付けられバックサイドには、隠しリベットとして2つのバックポケットにそれぞれ2つづつ計10ヶ所付けられています。またリベットも当製品の刻印、素材も打ち抜きカッパーリベットを使用しております。
ウォッチポケット
右フロントの内側に付くのがウォッチポケットです。ジーンズのディテールとして廃止されることもなく現在も続き5ポケットパンツというジーンズの定番スタイルを確立しています。このウォッチポケットの内側にもセルビッジ部分を使っています。
ベルトループ
ベルトループ後部分は、センターシーム(縫い合わせ)部分に重ねて縫い付け生地を中に巻き込みウエストバンド部分をヴィンテージならではの「バンザイ縫い」で仕上げています。幾重にも重ねて縫うということは、ミシン針も折れやすく生産効率は非常に悪くなります。
セルビッジ
セルビッジとは旧式の力織機で織ったときに両サイドのほつれ防止のために付けられた「ミミ」のことです。一般的には、白い糸で作られていますが(リーバイスのセルビッジには赤い糸が1本通されている。これが「赤ミミ」といわれている。)当製品には、セージグリーンの糸が通されています。これがデニムを生産している工場での当製品オリジナルの証でもあります。またなぜセルビッジが魅力的なのかはその50年代当時に高速機もなく1日に1反程度しか織れない、コンピューター制御などというものもないので仕上がりにはどうしてもむらができてします。
そして着用後、洗濯後、大きな表情の違いとなってあらわれるからです。ヴィンテージジーンズの外縫目をよく見るとほぼ一定の間隔で軽い凸凹があります。これは広い意味での「アタリ」であります。これを通称トラックス(Tracks)と呼んでいます。このトラックスとは、鉄道軌道のことで当製品のTHE STEAM LOCOMOTIVEという名前の由来でもあります。
錦糸
当製品に使われているのは、「綿糸」と呼ばれるコットン100%の糸が使われています。現在の(ヴィンテージ仕様でない)ジーンズには、綿糸は使われていません。綿とポリエステルなどの化学繊維の混紡です。混紡の糸は引張り力に強く、縫製中にまず切れることはありません。しかし綿糸は、すぐに切れるので縫製に手間がかかります。なぜこのような劣等生の綿糸を使うかというと、洗いを重ねていくと、よりがほつれ気味になりデニム地とよくなじむこと。また混紡の糸では色落ちはさほど見られないが綿糸はデニム地と共にきれいに色落ちすること。混紡でこの糸の部分だけ新品のようだと自然の風合いを出せないため当製品はわざわざ綿糸を使用しております。
シルエット
ストレート系で太めのストレートシルエットを採用しております。現在ではワーク系のパンツがそれであるが当時ジーンズが労働着として登場した農夫、炭坑夫、鉄道員など働きやすく丈夫であることが一番のメリットだった時代のシルエットです。
裾上
ユニオンスペシャルによるチェーンステッチで仕上げます。



*MAGAZINE
 

THE STEAM LOCOMOTIVE&CO,(有限会社ワイズエンタープライズ)
本社:〒668-0873 兵庫県豊岡市庄境98
TEL/0796-24-9614 FAX/0796-24-9619
【お問い合わせ】
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