PROCESS>HAWAINAN SHIRT
▼TSLのこだわりハワイアン シャツ

染め工房の全景
奥に見える柱は、北山杉。無節の丸杉で湿気を微妙に感じ取ると言う。湿気があるときは、縄はしっかりと結ばれ、ないときは縄が上下しやすくなると言う。これにより染料の乗りや染具合を調整する参考になると言う。写真は、小林氏による染風景である。上に吊るされた反物は、染められ乾燥されているちりめんの数々。
THE STEAM LOCOMOTIVE発祥の地、但馬のその隣に位置するのが京丹後市。この地方で古くから栄えた産業が、このちりめんです。この地に根づき伝統を守る染職人の小林氏と和絵師・中江氏と出会い、丹後ちりめんで和柄のアロハシャツを作り出そうと意気投合。来春リリースに向け、今、静かに動き出しました。

丹後を代表する和絵師・中江氏

普段は温厚で優しい表情の中江氏だが、一度筆を握ると周囲を圧倒する、鬼々迫るものを感じさせる。一筆に魂がこもる。
 中江氏の四代前の貴重な作品をみせて頂きました。阿吽の阿。↓
THE STEAM LOCOMOTIVEが来春リリースするハワイアンシャツは、すべてメイドインジャパン。すべて地元製作にこだわります。その全容を明らかに。まず、図案を中江氏に書き上げてもらう。その図案を元に伊勢型を作る。
写真左)伊勢型 
写真 右)ちりめんに染められた(白抜き)
糊伏せ工程
@ちりめんを敷く。 A伊勢型を置く。 Bもち米を原料とした
糊を延ばす。
C型を丁寧に外す。
 
ひっ粉(乾燥を促す効果と染色の際型取った糊をにじませない作用が働く魔法の粉)
 
材料紹介
粉の染料を湯で溶かし原色を作り、出来た原色を調合し白地のちりめんに色を乗せ、簡易蒸し器で蒸しを行い色を見る。長年培った経験と小林氏の感覚だけで色を出す職人技を実感できます。

《引き染め》 左から染め下地、上塗り、三度引き
丹後ちりめんの代表的なしぼ(紋)凹凸感がありながらしなやかさも兼ね備える丹後ちりめん。心地よさ抜群です。

豆をすりつぶした物と海草を煮て出た汁を混て地入れ糊を作る。
小林染工房では、二種類の糊を使い分けて作業します。
染め職人・小林氏の相棒。
染め用平バケ・丸バケ
筒描き筆・友禅染筆
伸子(しんし)
染色前にちりめんに打ち込まれる道具。一反(約25m)のちりめんに均一に張りを保つ為に、小林氏の手作業で50〜60本打ち込まれます。



*MAGAZINE
 

THE STEAM LOCOMOTIVE&CO,(有限会社ワイズエンタープライズ)
本社:〒668-0873 兵庫県豊岡市庄境98
TEL/0796-24-9614 FAX/0796-24-9619
【お問い合わせ】
info@the-steam-locomotive.jp

▲HOME